椅子が臭い…ファブリーズだけでOK?原因別の消臭ガイド完全版

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椅子が臭い…ファブリーズだけでOK?原因別の消臭ガイド完全版

こんにちは。Room-Journal運営者の葉月です。

毎日座る椅子がなんだか臭いな…と感じて、手軽な解決策として「椅子 臭い ファブリーズ」と検索している方は多いかもしれませんね。

でも、スプレーしてみたけど「ファブリーズが効かない」、あるいは汗の臭いと混ざって「逆に臭い」と感じた経験はありませんか?

特にオフィスチェアや家の洗えない椅子だと、目に見えない汗や皮脂の汚れがどんどん蓄積しやすいですし、通気性が良さそうなメッシュ素材のお手入れも意外と悩みますよね。

臭いの原因がもしペットのおしっこだったり、部屋全体がカビ臭いせいだったり、座面が皮脂汚れで黒ずみになっていたりすると、もうお手上げ状態かも…。

この記事では、ファブリーズのようなスプレーだけに頼るのではなく、重曹やオキシクリーンを使った掃除法など、臭いの原因に合わせた根本的な対策を分かりやすくご紹介していきますね。

この記事に書いてあること

  • ファブリーズが効かない根本的な理由
  • 椅子の素材(布・メッシュ)を傷めない掃除法
  • 重曹やオキシクリーンを使った臭い取りテクニック
  • カビやペットの臭いなど特殊な原因への対処法

椅子が臭い時、ファブリーズの効果は?

臭い椅子にファブリーズをかけようか悩んでいる日本人女性
椅子が臭い時、ファブリーズだけで大丈夫?

椅子が臭うと、まず手に取りがちなのがファブリーズなどの消臭スプレーですよね。手軽ですし、CMでもよく見かけます。

でも、スプレーしても臭いが消えない、むしろ悪化したかも…と感じるのには、ちゃんとした理由があるんです。

ファブリーズが効かない根本的な理由

まず知っておきたいのは、ファブリーズのような布用消臭スプレーの多くは、臭いの「原因菌」や「汚れ」そのものを取り除くものではない、ということです。

製品にもよりますが、主な役割は臭い分子を中和したり、別の香りで覆い隠したりする「一時的な消臭(対症療法)」なんですね。病院で例えるなら、熱が出たときに熱さましを飲むようなもので、熱の原因(風邪のウイルスなど)を治しているわけではない、というイメージです。

だから、スプレーした直後は良い香りがしても、椅子の繊維の奥深くに染み込んだ汗や皮脂、食べこぼし、そしてそれをエサに繁殖した雑菌が残っている限り、時間が経てばまた臭いが発生してしまう…というわけです。「臭い戻り」が起きるのは、このためなんですね。

スプレーで逆に臭いと感じる原因

「スプレーしたら、もっとひどい臭いになった」という経験、ありませんか? これには大きく2つの原因が考えられます。

1. 臭いの混在(マスキングの失敗)

元の汗や皮脂の酸っぱい臭い、あるいはカビ臭さに、スプレーのフローラルな香料が混ざり合って、言葉にしにくい不快な臭いになってしまうパターンです。これは単純に「臭いの上書き」がうまくいかなかった状態ですね。

2. 水分による雑菌の活性化

実は、こちらの方が深刻かもしれません。スプレーに含まれる「水分」が、臭いの元である雑菌やカビに「エサ(水分)」を与えてしまうことがあるんです。

雑菌が残った状態で水分を与えると、雑菌がそれをきっかけにさらに繁殖してしまう可能性があります。特に、スプレー後にしっかり乾かせず「生乾き」の状態が続くと、まさに雑菌やカビの天国…。良かれと思ってスプレーしたのに、逆に臭いを悪化させる原因を作ってしまうことにもなりかねません。

スプレーの水分が逆効果になることも

臭いが気になるからと、びしょびしょになるまでスプレーするのは逆効果になりがちです。湿気は雑菌やカビの大好物。使用する場合は、表面が軽く湿る程度にして、風通しを良くしてしっかり乾燥させることが本当に大切ですね。

臭いの正体は汗や皮脂汚れ

椅子の繊維の奥に染み込んだ汗や皮脂汚れと雑菌の図解
臭いの原因は繊維の奥の皮脂汚れ

そもそも、椅子の臭いの最も一般的な原因は、私たちの体から出る汗や皮脂です。

特に長時間座るデスクチェアや、家族が毎日使うダイニングチェアは、私たちが思う以上に汗や皮脂を吸収しています。布やメッシュの繊維の奥深くに、毎日少しずつ蓄積されていくんですね。

汗や皮脂自体は、分泌された直後はそこまで強く臭うわけではありません。でも、これが繊維の中で時間とともに酸化したり、雑菌のエサになったりします。

そして、雑菌がこれらを分解するときに、あのイヤ〜な臭いのガス(酸っぱい臭いなど)が発生するんです。化学的にいうと、汗や皮脂は「酸性の汚れ」に分類されます。この「酸性」というのが、後で紹介するお掃除方法の重要なカギになりますよ。

湿気とカビ臭い時の危険サイン

もし椅子から「カビ臭い」「土臭い」「ホコリっぽい」ような臭いがしたら、それはかなり危険なサインです。

部屋の湿度が高い、窓際で結露にさらされている、飲み物をこぼして生乾きになった、あるいは前述の消臭スプレーの水分が乾ききらなかった…など、原因はいろいろ考えられます。

カビの臭いがするということは、目に見えないカビの胞子が飛散している証拠でもあります。カビの胞子を吸い込み続けると、アレルギー性鼻炎や喘息など、健康に影響が出る可能性も指摘されています(出典:厚生労働省「(カビ)及びダニ対策」)。

この場合、単なる消臭ではなく、「殺菌」と「完全な乾燥」が必須になります。ファブリーズで香りを上乗せしても、根本解決にはなりません。

オフィスチェアの特有の臭い対策

オフィスチェアの臭い対策として置かれた通気性の良いハニカム構造のゲルクッション
臭い予防に通気性の良いクッションを活用

オフィスチェアやワークチェアは、自宅の椅子と比べても座っている時間が圧倒的に長いことが多いですよね。そのため、特に汗や皮脂が染み込みやすいアイテムです。

布製(ファブリック)やメッシュ素材が多く使われていますが、どちらも汚れや湿気を溜め込みやすい性質があります。

臭いが発生してからの掃除も大切ですが、一番の対策は「汚さないこと」「湿気をためないこと」かなと思います。とはいえ、座らないわけにはいかないので、洗えるカバーや、通気性の良いクッション(座布団)を使うのが、最も現実的で効果的な「予防策」です。

予防には「ハニカム構造」のクッションがおすすめ

最近よく見かけるゲル素材の「ハニカム構造(蜂の巣状)」のクッションは、体圧分散でお尻が痛くなりにくいだけでなく、構造上、通気性が抜群です。

お尻と座面の間に熱や湿気がこもるのを防いでくれる(蒸れ防止)ので、汗による雑菌の繁殖を抑える効果が期待できますよ。ほとんどの製品でカバーが洗えるようになっているのも、清潔さを保つ上で嬉しいポイントですね。

椅子が臭いならファブリーズ以外の消臭法で

椅子の掃除に使う重曹とスプレーボトルとタオル
根本消臭には重曹などの活用を

「椅子が臭い、でもファブリーズだけじゃダメっぽい…」と分かったところで、じゃあどうすればいいの?と思いますよね。

大丈夫です。素材や臭いの原因に合わせた「根本消臭」の方法を見ていきましょう! ここからは「原因を取り除く」掃除法です。

洗えない椅子の掃除と重曹の活用

重曹水を含ませたタオルで、布製椅子の座面を叩き拭きしている様子
汚れは擦らず「叩いて」移し取る

ソファやダイニングチェアなど、丸洗いできない布製(ファブリック)の椅子に一番おすすめなのが「重曹」です。

先ほど、汗や皮脂は「酸性の汚れ」だと言いましたよね。重曹は「アルカリ性」なので、酸性の汚れを中和して浮かせる力があるんです。スーパーや100円ショップで手軽に手に入るのも魅力ですね。

簡単な使い方は2つあります。

方法1:重曹スプレーで拭き掃除

これは、皮脂汚れや軽い臭いが気になる時に有効です。

  1. 重曹水を作る: スプレーボトルに、水500mlと重曹大さじ1杯程度を入れ、よく振って溶かします。
  2. タオルに含ませる: キレイなタオルに重曹水をスプレーし、水が滴らない程度に固く絞ります。(※椅子に直接スプレーするのはNGです!)
  3. 叩き拭き: 椅子の表面を「叩くように」して汚れをタオルに移し取ります。ゴシゴシ擦ると生地が傷んだり、汚れが奥に入り込んだりするので注意です。
  4. すすぎ拭き: 汚れが取れたら、キレイな水で濡らして固く絞った別のタオルで、重曹の成分が残らないようしっかり水拭きします。これが甘いと、乾いた後に白く浮き出てしまうことがあります。
  5. 乾燥: 最後に乾いたタオルで水分を吸い取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。

方法2:重曹(粉末)で臭いを吸着

特定のシミより、椅子全体がなんとなく臭う…という場合は、こちらが手軽です。

  1. 振りかける: 重曹の粉末を、椅子の座面や背もたれ全体にまんべんなく振りかけます。
  2. 放置する: そのまま数時間~できれば一晩放置します。重曹が臭いの元や湿気を吸着してくれます。
  3. 吸い取る: 掃除機で、重曹の粉末を丁寧に吸い取ります。これだけでかなりスッキリしますよ。

メッシュ素材の椅子と水洗いNGの訳

オフィスチェアで多い「メッシュ素材」。通気性が良いから水に強そうに見えますが、実は水洗いNGなものがほとんどです。

なぜかというと、メッシュの細かな繊維が水分を含むことで素材が劣化したり、変形したりする可能性があるからです。また、染料が水によって溶け出し、色あせや色移りのリスクもあります。

メッシュチェアの水洗いは避けて!

メッシュ素材は私たちが思うよりデリケートです。水分の使いすぎは劣化や変形の原因になるので、掃除機でホコリを取った後、固く絞った布で「優しく拭く」程度に留めましょう。

メッシュ素材の正しいお手入れ手順

  1. ホコリ除去: まずは掃除機(ブラシノズルがおすすめ)や柔らかいブラシ(使い古しの歯ブラシなど)で、メッシュの網目に詰まったホコリやゴミを優しくかき出します。
  2. 軽い汚れの拭き取り: マイクロファイバークロスを水で濡らし、水が滴らないレベルまで固く絞ります。このクロスで、メッシュ部分を優しく拭き取ります。
  3. 頑固な汚れ: もし網目に汚れが詰まっている場合は、「ノンアルコール」のウェットティッシュを使います。ティッシュで汚れ部分を「叩くように」して、汚れをティッシュに移し取るイメージです。(※アルコール成分は、メッシュ素材(ポリエステルなど)を傷め、劣化させる可能性があるので避けた方が無難ですね)
  4. 消臭と乾燥: 最後にしっかり乾燥させます。もし臭いが残るなら、晴れた日に屋外で数時間、短時間だけ天日干し(紫外線殺菌)するのも手です。ただし、長時間の直射日光はプラスチック部分の劣化を早めるので注意してくださいね。

オキシクリーンでの黒ずみ除去法

お湯に酸素系漂白剤(オキシクリーン)を溶かし、泡立っている様子
酸素系漂白剤はお湯で溶かして効果UP

皮脂汚れが長年蓄積して、座面が「黒ずみ」になってしまっている…。そんな頑固な汚れには、酸素系漂白剤(オキシクリーンなど)を使った「オキシ拭き」が有効かもしれません。

オキシクリーン(主成分:過炭酸ナトリウム)は、アルカリ性の力と酸素の泡の力で、酸性の皮脂汚れを分解・漂白してくれます。

ポイントは、必ず 40~60℃ のお湯で溶かすこと。オキシクリーンは、この温度のお湯に溶けて酸素の泡が発生することで、漂白・消臭効果を最大に発揮します。水で溶かしても効果は半減してしまいます。

オキシ拭きの実践手順

  1. 溶液を作る: お湯( 40~60℃ )に、製品の規定量(日本版ならお湯4Lにスプーン1杯など)のオキシクリーンを溶かします。しっかり泡立つまで混ぜてください。
  2. タオルを浸す: 溶液にタオルを浸し、固く絞ります。
  3. 拭き取る: このタオルで、椅子の黒ずみや汚れを叩くように拭き取ります。
  4. 重要(すすぎ拭き): 終わったら、漂白剤の成分が残らないよう、必ずキレイな水で濡らしたタオルで何度も水拭き(すすぎ拭き)をしてください。成分が残ると変色や生地を傷める原因になります。
  5. 乾燥: 最後に乾拭きし、しっかり乾燥させます。

試すときは「目立たない場所」で!

重曹やオキシクリーンを使う方法は、素材によっては色落ちやシミになる可能性があります。特に色の濃い椅子やデリケートな素材(本革や合皮には使えません!)の場合は、必ず椅子の裏側や目立たない場所で試してから、自己責任で行うようにしてくださいね。

ペットのおしっこ臭を消すには

ペットのおしっこ臭対策に使う専用の消臭スプレー
ペットの尿には専用の消臭剤が必須

もし臭いの原因がペット(特に猫)のおしっこの場合、これはかなり強敵です…。

猫の尿には「フェニリン」という特殊な成分が含まれていて、これが分解されると強烈な腐敗臭の原因となります。残念ながら、重曹や一般的な消臭スプレーでは、この臭いを分解しきれず、ほとんど効果が期待できません。

この場合、専用の対策が必要です。

ペットのおしっこ臭に有効な方法

  1. 熱湯(素材が耐えられる場合): 雑菌や臭い成分は熱で分解されます。おしっこがかかった部分に $50^\circ\text{C}$ 以上の熱湯をかけ、すぐに乾いたタオルで「叩き拭き」をし、水分を徹底的に取り除きます。生乾きはカビや雑菌のさらなる繁殖につながるため、乾燥は完璧に行います。
  2. 酸素系漂白剤(粉末タイプ): 布製の場合、オキシクリーンなどの粉末タイプの酸素系漂白剤が、臭い元を酸化分解するのに有効です。
  3. ペット専用消臭剤: 最も推奨される方法です。ペットショップなどで販売されている「ペットの尿の臭い専用」の消臭剤を使用します。これらは、おしっこ特有の臭い成分を化学的に分解するように設計されています。

根本消臭とファブリーズの使い分け

ここまで色々な掃除法を紹介してきましたが、じゃあファブリーズはもう不要かというと、そうでもありません。

大事なのは「使い分け」かなと思います。

根本的な臭い(汗・皮脂・カビ・ペット臭)は、重曹やオキシクリーン、専用洗剤で「掃除(治療)」する。

ファブリーズは、その掃除後の清潔な状態をキープするための「予防」や、来客前の一時的な「香りづけ(エチケット)」として使う。

このように役割を分ければ、ファブリーズも便利なアイテムとして活躍してくれるはずです。臭いの原因が残っている状態で使っても、効果が薄いということですね。

まとめ:椅子が臭い時はファブリーズだけではなく根本消臭を!

「椅子 臭い ファブリーズ」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「スプレーしても解決しない…」というモヤモヤを抱えていたんだと思います。

その直感は正しくて、本当に必要なのは「ファブリーズに頼る対症療法」ではなく、「原因を見極めた根本掃除」です。

まずはご自身の椅子の素材(布? メッシュ? 革?)と、臭いの種類(汗? カビ? ペット?)をしっかりチェックしてみてください。

そして、重曹やオキシクリーンなどで一度リセットしてあげましょう。これからは、通気性の良いクッションを活用するなど「予防」にも目を向けてみてください。

原因に合った正しいケアで、ファブリーズだけに頼らない、本当に快適なチェアライフを取り戻しましょう!