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・ゲーミングチェアかオフィスチェアかどっちを買えばいいんだろう?
・ゲームや仕事、用途別でおすすめがあれば教えてほしい!
ゲーミングチェアかオフィスチェアか、どっちがいいか悩んでいませんか?
在宅ワークや趣味の時間が増え、長時間座るための椅子選びは、かつてないほど重要になっています。
ゲーミングチェアは派手だけど本当にゲームの用途以外にも使えるのか、あるいはシンプルなオフィスチェアをゲームで使うのはどうなのか。それぞれの特徴と主な用途をしっかり比較したいですよね。
ゲーミングチェアはなぜ良いと言われるのか、逆に身体に悪い?といった健康面での不安、あるいはデザイン的に仕事に向かない?という疑問もあるかもしれません。
また、慢性的な悩みである腰痛対策や、子供の勉強用として適しているのかも気になるところです。
もちろん、コスパや耐久性(具体的に何年くらい使える?)も無視できません。
この記事では、長時間座ることを前提に、オフィスチェアをゲームで使うケースも含め、あらゆる角度から両者を徹底比較し、あなたの疑問を解消します。
この記事に書いてあること
- ゲーミングチェアとオフィスチェアの根本的な違いと設計思想
- 長時間作業における身体への影響(腰痛サポート機能の比較)
- ゲーム、仕事、勉強など具体的な用途ごとのおすすめ
- 価格帯(コスパ)と耐久性(寿命)の現実的な比較
ゲーミングチェアかオフィスチェアどっちがいい?基本比較

- 両者の特徴と主な用途の違い
- ゲーミングチェアはなぜ良い?
- ゲーミングチェアは身体に悪い?
- ゲーミングチェアは仕事に向かないって本当?
- コスパがいいのは?
- 耐久性が高いのは?何年くらい使える?
両者の特徴と主な用途の違い
ゲーミングチェアとオフィスチェアは、どちらも「長時間座ること」を快適にするために開発された椅子ですが、その出発点となる設計思想と、重視する主な用途が根本的に異なります。
ゲーミングチェア:ホールド感とリラックス(後傾姿勢)重視
ゲーミングチェアは、その名の通りゲームプレイを主な目的としています。多くはF1マシンやスポーツカーのシートに由来する「バケットシート」形状を採用しています。
これは元々、強いG(重力加速度)がかかるレース中でも体がズレないよう、ガッチリと体を固定(ホールド)するためのデザインです。
この形状がゲームプレイに応用され、プレイ中に体が動いても、肩・腰・太ももをしっかり包み込み、安定した姿勢を維持させます。
また、背もたれが頭まであるハイバックタイプが主流で、ヘッドレストやランバーサポート(腰当て)が付属し、モニターを見上げるような「後傾姿勢」でのプレイやリラックスを強く意識しています。
そのため、リクライニング角度が非常に深く、中には180度近くまで倒れて仮眠が取れるモデルも多いのが特徴です。
オフィスチェア:作業効率と正しい姿勢(前傾・直立姿勢)重視
一方、オフィスチェアは、デスクワーク(事務作業やPC作業)の効率と快適性を追求するために設計されています。
ゲーミングチェアのような強いホールド感はなく、デザインもオフィス空間に馴染むシンプルなものが多いです。
最大の違いは、人間工学(エルゴノミクス)に基づき、デスクに向かう「前傾姿勢」や「直立姿勢」をいかに正しく、楽にサポートするかに重点が置かれている点です。
例えば、背もたれ自体が背骨の自然なS字カーブを描くように湾曲していたり、ランバーサポートの位置や強度をミリ単位で調整できたりします。
リクライニングはゲーミングチェアほど深く倒れないものが一般的ですが、背もたれと座面が適切な比率で連動して動く「シンクロロッキング機能」など、作業中の細かな体の動きに追従する高度な機能を備えています。
この違いを機能面で比較してみましょう。
| 機能 | ゲーミングチェア | 一般的なオフィスチェア |
| 形状 | バケットシート(ホールド感重視)、ハイバックが主流 | シンプルなデザイン、ローバック~ハイバックまで多様 |
| 主な姿勢 | 後傾姿勢(リラックス、プレイ、動画視聴) | 前傾~直立姿勢(デスクワーク、筆記作業) |
| リクライニング | 角度が深い(例: 135~180度)、仮眠も可能 | 角度が浅め(例: ~135度)、ロッキング機能が中心 |
| ランバーサポート※ | クッション型(付属・取り外し可)が多い | 背もたれ一体型や、位置・強度を細かく調整できるモデルが多い |
| アームレスト | 高機能(上下・前後・左右・角度)なモデルが多い | 固定式から高機能な可動式まで価格による差が大きい |
| 素材 | PUレザー(合皮)やファブリック(布) | メッシュ素材(高通気性)、ファブリック、レザーなど多様 |
※ランバーサポートとは「腰を支えて楽な姿勢を保つためのクッションや機構」のこと。
ポイントのまとめ
- ゲーミングチェア: 体を固定するホールド感と深いリクライニング(休憩)が最大の特徴。後傾姿勢で集中したい人、作業の合間に仮眠を取りたい人向け。
- オフィスチェア: 作業姿勢(特に前傾)のサポートと通気性(メッシュ素材)に強み。正しい姿勢でデスクワークの効率を上げたい人、蒸れが気になる人向け。
ゲーミングチェアはなぜ良い?

ゲーミングチェアが多くのゲーマーだけでなく、長時間のPC作業者からも支持される理由は、その徹底した「姿勢維持」と「疲労軽減」のための機能にあります。
最大のメリットは、長時間座り続けても、できるだけ体に負担やストレスの少ない「正しい姿勢」を維持しやすく設計されている点です。
プロゲーマーが1日に10時間以上練習するような過酷な状況を想定し、体を支えるために開発された背景があります。
具体的には、以下の機能がその快適さを支えています。
1. 全身を預けられる安定性(ハイバックシート)
ゲーミングチェアの多くは、頭の先まで包み込むハイバックシートを採用しています。
人間の頭は約5kg(ボーリングの球ほど)の重さがあり、これを支える首や肩には常に大きな負担がかかっています。
ハイバックシートと付属のヘッドレスト(首枕)は、この重い頭を預ける場所を提供し、首や肩にかかる負担を劇的に軽減します。
特に後傾姿勢でモニターを見上げる際には絶大な効果を発揮します。
2. S字カーブを強制するサポートクッション
椅子に座ると、骨盤が後ろに倒れ(後傾し)、背骨がC字型に丸まりがちです。これが腰痛の大きな原因となります。
ゲーミングチェアに標準付属するランバーサポート(腰当て)は、腰の位置に当てることで物理的に骨盤を押し出し、背骨が立っている時のような自然なS字カーブを描くようサポートします。
これにより、腰への負担を分散させ、長時間座っていても疲れにくくなります。
3. 自由度の高い調整機能(アームレスト・リクライニング)
ゲームの合間にリラックスできるよう、リクライニング角度が非常に深く(135度~180度)設定されています。作業中は直角に近い角度で集中し、疲れたら深く倒して仮眠を取る、といった明確なオン・オフの切り替えが椅子の上で完結します。
また、アームレスト(肘掛け)の機能も充実しています。「4Dアームレスト」と呼ばれるような、上下・前後・左右・角度(首振り)まで調整できるモデルも珍しくありません。
これにより、自分の体格やデスクの高さ、プレイスタイル(マウス操作、コントローラー操作)に合わせて肘を最適な位置で支えることができ、肩こりや腕の疲れも軽減されます。
ゲーミングチェアは「①安定した操作性(ホールド感)」「②正しい姿勢の維持(各種サポート)」「③快適な休憩(深いリクライニング)」という、長時間作業に必要な3つの要素を、比較的安価なモデルからでも高いレベルで満たしている点が「良い」と言われる最大の理由です。
ゲーミングチェアは身体に悪い?

「ゲーミングチェアを使うと姿勢が悪くなる」「かえって腰が痛くなった」という声を聞くことがありますが、これは非常に重要な誤解を含んでいます。
結論から言えば、椅子そのものが身体に悪いのではなく、その「座り方」に原因があるケースがほとんどです。
ゲーミングチェアは正しい姿勢を強力にサポートするために設計されていますが、その機能を正しく使わなければ、逆に身体を痛める原因にもなり得ます。
身体に負担をかける代表的な「悪い座り方」
- 浅く座る(仙骨座り): お尻を座面の前に滑らせ、背もたれに肩だけをもたれかけるように座る姿勢です。骨盤が極端に後ろに倒れ(後傾)、腰(腰椎)がC字型に大きく曲がってしまいます。この姿勢は椎間板への圧力を最大化させ、腰痛の最大の原因となります。
- ランバーサポートの不適切な使用: 付属のランバーサポートを本来の「腰(腰椎)」ではなく、お尻や背中の上部などに当てていると、背骨のS字カーブを正しくサポートできず、不自然な姿勢を助長してしまいます。
- 足を組む・体をひねる: 常に同じ側で足を組んだり、体をひねったまま作業したりすると、骨盤の歪みや筋肉の偏った緊張を引き起こし、腰痛や肩こりの原因となります。
せっかく高機能なゲーミングチェアを導入しても、座り方が悪ければその効果は発揮されません。逆に言えば、これから紹介する「正しい座り方」を意識するだけで、ゲーミングチェアはあなたの身体を守る強力なサポーターとなります。
ゲーミングチェアでの正しい座り方(基本)
大手オフィス家具メーカーであるオカムラ株式会社の解説などでも推奨されている、基本的な椅子の座り方です。
- 深く座る: まず、お尻を背もたれに突き当たるまで深く座ります。これが骨盤を立てるための最も重要な基本です。
- ランバーサポートを「腰」に当てる: 骨盤を立てて深く座った際に、背もたれと腰の間にできる「隙間」を埋める位置にランバーサポートを調整します。位置は「腰骨(骨盤)の少し上」あたりが目安です。
- 足の裏を地面にしっかりつける: 足裏全体が床に安定して着く高さに座面を調整します。膝の角度は90度か、それより少し開く程度が理想です。足が浮く場合はフットレストを使いましょう。
- ヘッドレストで頭を支える: まっすぐ前を向いたときに、ヘッドレストが首から頭の付け根あたりを自然に支える位置に調整します。
ゲーミングチェアが身体に悪いわけではなく、機能に頼りすぎて悪い姿勢をとってしまうことが問題です。正しい座り方を意識し、そのサポート機能を最大限に活用することが重要です。
ゲーミングチェアは仕事に向かないって本当?

「ゲーミングチェアは派手すぎて、仕事(在宅ワーク)には向かないのでは?」という意見はよく聞かれます。これについては、半分正解で半分間違いと言えます。
ゲーミングチェアが仕事に向かないとされる主な理由は、機能面とデザイン面にあります。
1. 機能面:前傾姿勢が苦手
前述の通り、多くのゲーミングチェアはリラックスした「後傾姿勢」を前提に設計されています。
そのため、デスクに向かって書類を書いたり、集中してキーボードを叩いたりする「前傾姿勢」のサポート機能は、高機能オフィスチェアに比べて弱い傾向があります。
バケットシートのフチが太ももに当たったり、背中が離れやすかったりすることがあります。
2. デザイン面:インテリアとの不調和
鮮やかな原色を使ったカラーリングや、独特なバケットシートの形状が、オフィスの雰囲気や自宅の落ち着いたインテリアに馴染まない場合があります。
特にビデオ会議などで背景に映り込むと、カジュアルすぎる印象を与えてしまう可能性も否定できません。
3. 素材面:通気性の問題
多くのモデルで使われるPUレザー(合皮)は、高級感がある反面、通気性が良くありません。特にエアコンのない環境や夏場は、背中や太もも裏が蒸れやすく、長時間の作業で不快感を感じることがあります。
一方で、これらのデメリットを理解した上で選べば、ゲーミングチェアは仕事でも強力な味方になります。
特に以下のような職種・働き方には最適です。
例えば、プログラマー、デザイナー、動画編集者、イラストレーター(絵師)など、長時間PCモニターと向き合い、同じ姿勢を保ち続ける職種の方々には、ゲーミングチェアの強力なホールド感や姿勢サポート機能が非常に好評です。
また、在宅ワーク(テレワーク)においては、作業の合間にリクライニングを深く倒して仮眠を取り、頭をリフレッシュできる点が、一般的なオフィスチェアにはない大きなメリットとなります。
結論として、書類仕事や筆記作業など前傾姿勢が多い仕事には高機能オフィスチェアが適している場合がありますが、PC作業がメインで、後傾姿勢での作業やリラックス(休憩)を重視するスタイルの仕事であれば、ゲーミングチェアは十分すぎるほど「仕事に向いている」と言えます。
最近では、デザインをシンプルにしたモデルや、通気性の良いファブリック(布)素材のゲーミングチェアも増えており、「仕事に向かない」という理由は解消されつつあります。
コスパがいいのは?

コストパフォーマンス(コスパ)については、単純に「どちらが安いか」ではなく、「あなたが椅子に出せる予算」によって「どっちがいいか」の答えが明確に変わってきます。
椅子選びにおいて、低価格帯、中価格帯、高価格帯で、それぞれ強みを持つチェアのタイプが異なります。
予算:1万円~3万円の場合
この価格帯で長時間の快適さを求めるなら、圧倒的にゲーミングチェアのほうがコストパフォーマンスに優れています。
1万円台や2万円台のオフィスチェアは、機能が非常に限られている(昇降機能のみ、アームレストなし、ロッキング機能なし、など)ことが大半です。座り心地も、長時間を想定していない安価なウレタンが使われていることが少なくありません。
それに対してゲーミングチェアは、驚くことにこの低価格帯のモデルであっても、
- フルリクライニング機能(135度以上)
- 可動式アームレスト(最低でも上下昇降)
- ヘッドレスト
- ランバーサポート
といった、長時間作業に必要な基本機能をほぼ全て搭載しています。もちろん、素材や作りの精度は高価格帯に劣りますが、「機能の数」だけで見れば、同価格帯のオフィスチェアを圧倒しています。
予算:4万円~8万円の場合
この価格帯は、両者の性能が最も拮抗し、悩ましいゾーンです。
AKRacingやDXRacerといった有名ブランドのスタンダードモデルなど、高級ゲーミングチェアの多くがこの価格帯に入ってきます。低価格帯と比べて、使われているウレタンの密度が高く(へたりにくく)なり、PUレザーの質感や縫製も格段に向上します。
一方で、オフィスチェアもこの価格帯から「中価格帯の良質なモデル」が登場します。ニトリの「フォリスト」のような人気モデルや、国内メーカーのエントリーモデルが該当します。
ゲーミングチェアにはない「メッシュ素材による圧倒的な通気性」や、洗練された「シンクロロッキング機能」など、デスクワークに特化した快適さを提供してくれます。
この価格帯では、「通気性を最優先するならオフィスチェア」「深いリクライニングやホールド感を重視するならゲーミングチェア」といった、機能の好みで選ぶことになります。
予算:9万円以上の場合
この予算が出せる場合、選択肢は高機能オフィスチェア(高級オフィスチェア)が中心となります。ハーマンミラー、オカムラ、エルゴヒューマンといった世界的に有名なメーカーの椅子が視野に入ります。
これらの椅子は、人間工学の粋を集めた設計により、意識せずとも正しい姿勢に導いてくれるような圧倒的な座り心地と、10年以上の使用を想定した高い耐久性、手厚い長期保証(例:ハーマンミラーは12年保証)を誇ります。
ゲーミングチェアでこの価格帯のものは、本革を使用したり、特殊な機能を搭載したりするなど、素材やデザインにこだわったごく一部の最上位モデルに限られます。
予算別コストパフォーマンスまとめ
- ~3万円(低価格帯): 機能が豊富なゲーミングチェアがおすすめ。
- 4~8万円(中価格帯): 最も悩む価格帯。通気性ならオフィスチェア、リラックス機能ならゲーミングチェアと、好みが分かれる。
- 9万円~(高価格帯): 長期的な耐久性と最高の座り心地を求めるなら高機能オフィスチェアが優位。
耐久性が高いのは?何年くらい使える?

椅子の寿命、つまり「何年くらい使えるか」は、その素材、品質、そして使用頻度や環境(特に湿度)によって大きく左右されます。
一般的なゲーミングチェアの寿命は、約3年~5年と言われることが多いです。ただし、これはあくまで「椅子として機能する期間」の目安であり、素材によってはもっと早く劣化が目立ち始める場合があります。
素材による劣化の違い:PUレザー vs ファブリック
最も注意が必要なのが、多くのゲーミングチェアで採用されているPUレザー(合成皮革)です。
PUレザーは見た目に高級感があり、飲み物をこぼしても拭き取りやすいメリットがありますが、湿気や皮脂(水分)に非常に弱いという致命的な弱点を持っています。
日本の多湿な環境下では、使用頻度にもよりますが、早いものだと1~2年、一般的には2~3年ほどで表面がポロポロと剥がれてくる「加水分解」という経年劣化が起きやすい素材です。
フレームや昇降機能(ガスシリンダー)が全く壊れていなくても、見た目の劣化がひどく、買い替えを余儀なくされるケースが多くあります。
もしゲーミングチェアで耐久性を重視し、長く使いたいのであれば、PUレザーではなくファブリック(布)素材のモデルを選ぶことを強くおすすめします。
ファブリックは通気性が良いだけでなく、PUレザーのような表面の剥がれが原理的に起こらないため、比較的長く使いやすい傾向にあります。(ただし、汚れやシミは付きやすいので一長一短です)
オフィスチェアの耐久基準
一方、オフィスチェア、特に高機能・高級オフィスチェアと呼ばれるモデルは、長期使用を前提とした非常に高い耐久性が特徴です。
JOIFAP (一般社団法人 日本オフィス家具協会)の「安全な製品の選び方」
JOIFAは、オフィス家具の安全性に関する様々な基準や試験方法を定めています。
例えば、オフィス用の回転イスの耐久性については、「1日25回の着座」「年間250日使用」といった厳しい使用条件を想定し、安全に使用できる標準期間を「8年」(1日8時間程度の使用の場合)などと定めている場合があります。
これは、長期間の使用に耐えうる設計と品質管理が行われていることを示唆しています。(出典:JOIFA「安心・安全な椅子の選び方」)
もちろん全てのオフィスチェアがこの厳しい基準を満たしているわけではありませんが、ハーマンミラーが12年保証を提供している例のように、高価格帯のモデルは10年以上の長期使用を前提に設計されています。
座面に高品質なメッシュ素材が使われているモデルも多く、通気性と耐久性を両立しています。
結論として、単純な耐久性や「何年使えるか」という長期的な視点で選ぶならば、高品質なオフィスチェアに軍配が上がることが多いです。
ゲーミングチェアを選ぶ場合は、PUレザーの寿命を理解した上で購入するか、耐久性の高いファブリック素材を選ぶと良いでしょう。
用途別!ゲーミングチェアかオフィスチェアどっちがいいか

- 腰痛になりにくいのは?
- 勉強での利用に向いているのは?
- 高級オフィスチェアをゲームの用途で使うのはNG?
- オフィスチェアをゲームで使うおすすめモデル
腰痛になりにくいのは?

「ゲーミングチェアとオフィスチェア、どっちが腰痛になりにくいの?」というご質問は非常に多いですが、この答えは「どちらの椅子か」よりも「どちらがより自分の体と座り方に合っているか」、そして「正しい座り方ができているか」が全てです。
腰痛対策の鍵は、背骨の自然なS字カーブを維持し、骨盤を立てて座ることです。この「S字カーブの維持」と「骨盤サポート」において、両者にはアプローチの違いがあります。
ゲーミングチェアの多くは、付属のランバーサポート(クッション)を使います。これは、腰と背もたれの隙間にクッションを挟み込み、物理的に腰を押し出すことでS字カーブを強制的に作るアプローチです。
このクッションの位置や硬さが自分の腰のカーブにぴったり合えば、非常に楽な姿勢を維持できます。
しかし、クッションの位置がズレたり、体型に合わなかったりすると、逆に腰を圧迫し、痛める原因にもなりかねません。
一方、高機能オフィスチェアの多くは、クッションではなく、背もたれ自体の形状が人間工学に基づいてS字カーブを描くように設計されています。
さらに、ランバーサポート機能が背もたれに内蔵されており、その位置(上下)や強度(押し出す力)を細かく調整できるモデルが多いのが最大の特徴です。
これにより、より自分の体型やその日の体調に合わせて、腰のサポートを最適化できます。
一概には言えませんが、腰痛対策を最優先し、椅子側で細かな調整機能を求めるのであれば、ランバーサポートの位置や強度を能動的に調整できる高機能オフィスチェアのほうが、より良い結果を得られる可能性が高いです。
ただし、ゲーミングチェアでも、ランバーサポートの位置が自分の体に奇跡的にフィットし、前述の「正しい座り方」を常に実践できるのであれば、腰痛予防に十分役立てることが可能です。
勉強での利用に向いているのは?

勉強での利用については、お子様やご自身の「学習スタイル」によって「どっちがいいか」が明確に分かれます。
学習スタイルは、大きく分けて「机で書く作業」と「PCで見る作業」の2つがあります。
1. 机で参考書やノートを広げて書く勉強(前傾姿勢)
この学習スタイルがメインの場合、オフィスチェア、特に「前傾チルト機能」を持つモデルが最適です。
ゲーミングチェアは基本的に「後傾姿勢」をサポートする椅子です。そのため、机に向かってノートを取ったり、参考書を読んだりするために前のめりになると、背もたれから体が離れ、サポートを全く受けられない状態になります。
その結果、猫背やストレートネックになりやすく、首や腰に大きな負担がかかります。
前傾チルト機能付きのオフィスチェア(例:オカムラのSylphy(シルフィー)やハーマンミラーのセイルチェアなど)は、座面ごと少し前に傾き、前のめりになっても骨盤を立てた正しい姿勢をキープできるようサポートしてくれます。
2. PCを使った勉強(オンライン講義、プログラミング、調べ物など)
この学習スタイルがメインの場合、ゲーミングチェアも非常に適しています。
大学のオンライン講義を長時間視聴する際、ゲーミングチェアのハイバックシートやヘッドレストは、リラックスした姿勢で首や頭を支えてくれるため、疲れにくくなります。
また、プログラミング学習やレポート作成で長時間キーボードを操作する際も、可動式アームレストが腕を支え、肩こりを軽減します。
勉強スタイル別のおすすめ
- 書き物・読書がメイン(前傾): 前傾姿勢をサポートするオフィスチェア(特に前傾チルト機能付き)がおすすめ。
- PC・タブレットでの学習がメイン(直立・後傾): リラックスした後傾姿勢が得意なゲーミングチェアもおすすめ。
データベース内の情報にもある通り、ゲーミングチェアは受験を控えた学生の勉強用としても、体をホールドして集中力を高める効果が期待できるとされています。
高級オフィスチェアをゲームの用途で使うのはNG?

全くNGではありません。それどころか、多くのゲーマーにとって「最高の選択肢」となり得ます。
「ゲーム=ゲーミングチェア」というイメージがありますが、これはデザインやマーケティングによる影響も大きく、機能面で見れば高級オフィスチェアが劣る点はほとんどありません。
実際、高級オフィスチェアの代名詞でもあるハーマンミラー社は、「ハーマンミラー ゲーミング」という専門部門を立ち上げ、既存の「エンボディチェア」や「アーロンチェア」をプロゲーマーと協力して再調整し、ゲーミングモデルとして公式に販売しているほどです。(出典:Herman Miller Gaming 日本公式サイト)
高級オフィスチェアをゲームで使うメリットは計り知れません。
- 圧倒的な姿勢サポート: 数十年培われた人間工学(エルゴノミクス)に基づいた設計で、長時間のプレイでも疲れにくい理想的な姿勢を無意識レベルで維持させてくれます。
- 優れた通気性: 高級モデルの多くは高品質なメッシュ素材を使用しています。これはゲーミングチェアのPUレザー素材と比べて圧倒的に蒸れにくく、白熱したプレイで汗をかきやすい夏場でも、常に快適な状態を保ちます。
- 最高レベルの調整機能: アームレストの可動域や座面の奥行き調整など、ゲーミングチェア以上に細かく調整できるモデルも多く、自分の体格に完璧にフィットした「オーダーメイド」のようなポジションを見つけやすいです。
ただし、ゲーミングチェアと比較していくつか注意点(好みが分かれる点)もあります。
オフィスチェアをゲームで使う際の注意点
- ホールド感の欠如: バケットシートではないため、体をガッチリと包み込むようなホールド感はありません。レースゲームやVRゲームなどで、体の固定を特に重視する場合には物足りない可能性があります。
- リクライニング角度の制限: ゲーミングチェアのように180度倒れるモデルはほぼありません。あくまで作業中のリラックス(135度程度)が上限です。プレイの合間に椅子で仮眠をとりたい人には不向きです。
- ヘッドレストの有無: 高機能オフィスチェアは「作業中」を想定しているため、ヘッドレストがオプション(別売り)や、設定自体がないモデルも多いです。後傾姿勢で頭を預けたい場合は、ヘッドレストの有無を必ず確認する必要があります。
リラックスして動画を見たり、RPGをゆったりプレイしたりするには最高ですが、仮眠や強いホールド感を求めるなら、ゲーミングチェアのほうが適していると言えるでしょう。
オフィスチェアをゲームで使うおすすめモデル
全てのオフィスチェアがゲームに適しているわけではありません。特に、安価なオフィスチェアはアームレストが固定式だったり、背もたれが低かったり(ローバック)するため、ゲームには不向きです。
もしオフィスチェアをゲーム用途で使いたい場合、以下の3つの機能を備えた「高機能オフィスチェア」を選ぶことをおすすめします。
- 高機能アームレスト(3D・4D)
- ヘッドレスト(またはハイバック)
- 調整可能なランバーサポート
これらの特徴を持つモデルとして、例えば以下のような製品が挙げられます。
高機能アームレスト搭載モデル
ゲームプレイでは肘(アーム)の位置が非常に重要です。アームレストが上下・前後・左右・角度(首振り)などに細かく調整できると、マウス操作やコントローラー持ちの際に腕をしっかり支えられ、肩の負担を劇的に減らせます。
例として、コクヨの「Wizard4(ウィザード4)」は、体の動きに合わせて柔軟に対応するアームレスト(クランクスライドアーム)を搭載していると紹介されており、作業姿勢の変化が激しいゲームプレイにも柔軟に対応できると考えられます。
ランバーサポート・ヘッドレスト搭載モデル
長時間のプレイ姿勢を支えるためには、腰と首のサポートが欠かせません。ゲーミングチェアのように、これらの機能が充実しているオフィスチェアが望ましいです。
例として、コクヨの「Duora2(デュオラ2)」は、骨盤をサポートする機能や調整可能なランバーサポートを備え、ヘッドレスト付きタイプもラインナップされています。これにより、ゲーム時の後傾姿勢にもしっかりと対応しやすいと考えられます。
これらはあくまで一例ですが、「調整可能なアームレスト」と「ヘッドレスト」(あるいはハイバック)、「調整可能なランバーサポート」の3点を備えた高機能オフィスチェアであれば、多くのゲームでゲーミングチェア以上に快適なプレイ環境を提供してくれる可能性が高いです。
結論:ゲーミングチェアかオフィスチェアどっちがいいか

最終的に「ゲーミングチェア オフィスチェア どっちがいいか」という問いの答えは、あなたの「予算」「主な用途」「デザインの好み」という3つの要素によって決まります。
どちらかが絶対的に優れているわけではなく、あなたのライフスタイルに合うかどうかが全てです。
この記事の要点を、最終チェックリストとして以下にまとめます。あなたの椅子選びの参考にしてください。
- ゲーミングチェアとオフィスチェアは得意とする「姿勢」が異なる
- ゲーミングチェアは「ホールド感」と「後傾姿勢でのリラックス・仮眠」を重視
- オフィスチェアは「デスクワーク(特に前傾姿勢)」のサポートと「通気性」を重視
- ゲーミングチェアのメリットは全身を包むサポート機能と深いリクライニング
- 椅子自体が身体に悪いのではなく「浅く座る」などの悪い座り方が腰痛の原因になる
- ゲーミングチェアで正しく深く座れば姿勢サポートに役立つ
- ゲーミングチェアは「前傾姿勢が苦手」なため書き物中心の仕事や勉強には不向きな場合がある
- PC作業がメインの仕事やオンライン講義の視聴にはゲーミングチェアも非常に適している
- コストパフォーマンスは予算次第で答えが変わる
- 予算3万円以下なら機能が豊富なゲーミングチェアがおすすめ
- 予算4万円以上になると通気性の良いメッシュ素材のオフィスチェアも強力な選択肢に入る
- 耐久性は素材による差が大きい
- PUレザー(合皮)のゲーミングチェアは2~3年で表面が劣化(加水分解)しやすい
- 耐久性を求めるならファブリック(布)素材のゲーミングチェアか高価格帯のオフィスチェアを選ぶべき
- 腰痛対策を最優先するならランバーサポートの位置や強度を細かく調整できる高機能オフィスチェアに分がある
- 高級オフィスチェアをゲームで使うのは非常に快適だが仮眠や強いホールド感を求めるならゲーミングチェアが勝る