テーブル表面のボコボコした膨らみの直し方|素材ごとの修理方法

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テーブル表面のボコボコした膨らみの直し方|素材ごとの修理方法

こんにちは。Room-Journal運営者の葉月です。

大切なテーブルの表面がボコボコしていたり、水ぶくれのように膨らんでいるのを見つけると、すごく焦りますよね。

僕も「このテーブル表面のボコボコ、修理できるのかな?」「この膨らみの直し方ってあるの?」って慌てて調べた経験があります。

特に、MDF素材の天板が水を吸ってブヨブヨになった時の絶望感や、お気に入りの突板テーブルがペコペコと浮いてきた時のショックは大きいですよね。

熱いものを置いてできてしまった輪ジミや、ウレタン塗装が経年劣化でパリパリになってきたり、無垢材特有の「反り」でガタついたり…。症状は本当に様々です。

でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。中にはアイロンを使って自分で直せるケースもあるんです。

この記事では、テーブル表面のボコボコ修理の方法や、テーブルの膨らみの直し方について、素材や塗装ごとの「見極め方」から、具体的なDIYの手順、そしてDIYの限界点まで、僕なりに調べたことを分かりやすく解説していきますね。

この記事に書いてあること

  • ボコボコや膨らみの原因と素材の見分け方
  • MDF・突板・無垢材など素材別の修理手順
  • 輪ジミや反りなど症状別の直し方
  • DIYの限界と専門業者に頼む基準

テーブル表面のボコボコした膨らみ修理の診断と原因特定

テーブル表面のボコボコした膨らみの種類を比較する画像。MDFの水ぶくれ、突板の浮き、無垢材の凹み。
テーブルの膨らみやボコボコは、まず素材と原因の診断が重要です。

まずは一番大事な「診断」からですね。テーブルの表面がボコボコしていると言っても、原因は一つじゃありません。ここでの見立てを間違うと、修理しようとしたのに逆に悪化させてしまった…なんてことにもなりかねません。

素材がMDFなのか無垢材なのか、塗装がウレタンなのかオイルなのか。それによって、修理できるかどうかの「運命」がほぼ決まってしまうんです。

まずはご自宅のテーブルがどのタイプか、一緒にチェックしてみましょう。

ボコボコ原因は浮き?膨れ?

テーブルの「ボコボコ」、よく見ると大きく2つのタイプに分けられるかなと思います。まずは指で押してみて、感触を確かめてみてください。

1. 水ぶくれ(膨張)

これは、天板の内部、特にMDFパーティクルボードといった「木質繊維を固めた素材」が、水分を吸って物理的に膨張してしまった状態です。

表面がプクッと盛り上がったり、最初はブヨブヨしていたものが乾燥してカチカチに硬化していることもあります。

水をこぼしたのを放置したり、濡れた布巾を置きっぱなしにしたりすると発生しやすいですね。指で押しても硬く、明らかに内部が盛り上がっている感触です。

2. 浮き・剥がれ(接着不良)

こちらは、表面に貼られている薄いシート(突板=本物の木のスライス、または化粧シート=木目柄のビニールなど)が、下の基材から剥がれて浮いている状態です。

原因は、接着剤の経年劣化や、熱、急激な湿度変化など様々。指で押すと「ペコペコ」とへこむ感触があり、内部に空気が入っているのが分かります。

この2つは似ているようで、対処法が全く違います。まずはこのどちらのタイプなのかをしっかり見極めることが重要です。

簡易版:テーブル素材の見極め方

修理の可否は素材で決まります。自信がない方は、天板の側面(木口)を見てみてください。

特徴無垢材突板化粧板 (MDF/パーティクルボード)
木口(側面)表面の木目と繋がっている表面と木目が違う。
木口テープや別の木材が貼られている。
木目調の樹脂テープが貼られている。
剥がれると中身がおがくず状。
手触り木の温かみ、凹凸がある天然木の質感だが、均一ツルツル、プラスチック的
傷がつくと内部も同じ木材薄い表面材の下の基材(合板やMDF)が見えるプリント柄の下の基材(茶色い繊維やチップ)が見える

MDFの水ぶくれは修理不可能か

診断の結果、もしボコボコの原因が「MDF素材の水ぶくれ(膨張)」だったら…。これはDIY修理を考える上で最も厳しいケースです。

結論から言うと、DIYでの完全な修復(元の平らな状態に戻すこと)はほぼ不可能と言われています。

なぜかというと、MDFは木材の細かい繊維を接着剤で高圧プレスして固めた素材です。水分を吸うと、その繊維自体がふやけて膨張し、繊維同士の結合が不可逆的に(元に戻らない形で)破壊されてしまうんです。

これは、無垢材が湿気で膨らむのとは根本的に違います。無垢材は繊維が生きているので伸縮しますが、MDFは一度膨らむと「ふやけて固まったおがくず」のようになってしまい、元の密度には戻りません。

MDFの水ぶくれは「素材の破壊」

膨らんだMDFを上からアイロンで押さえつけたり、重しを乗せたりしても、平らにはなりません。すでに繊維自体が伸び切って破壊されているため、圧力をかけても元の状態には戻らないのです。

無理に修理しようとすると、表面の化粧シートを溶かしたり、さらに状態を悪化させたりする可能性が高いので注意が必要です。

もし、表面のシートが剥がれているだけで、基材の膨張がごくわずかなら、次の「突板の浮き」の方法でシートを貼り直す応急処置は可能かもしれません。

しかし、基材(MDF本体)のボコボコは残ってしまう、と覚悟しておいた方がいいかなと思います。

テーブル突板の浮き、修理方法

テーブルの突板の浮き修理に必要な道具。木工用ボンド、注射器、アイロン、クランプ。
突板の浮きは、ボンド、注射器、アイロンなどでDIY修理できる可能性があります。

お待たせしました!もしボコボコの原因が「突板(つきいた)の浮き」だった場合は、DIYで修理できる可能性があります!

これは基材が膨らんだのではなく、表面の薄い木のシートが剥がれただけなので、もう一度適切に接着し直せばOKというわけです。焦らず、慎重に作業すれば、かなりキレイに元通りになるケースもありますよ。

僕が調べた中での、一般的な修理手順を紹介しますね。

準備するもの

  • 木工用ボンド: 速乾性ではない、通常タイプがおすすめ(位置調整する時間があるため)。
  • 注射器(シリンジ): 100円ショップやホームセンターの塗料コーナーなどで手に入ります。細いノズルが必須。
  • 濡れた布: はみ出たボンドをすぐに拭き取るため。
  • 当て布: 薄いタオルや手ぬぐいなど。アイロンの熱から天板を守ります。
  • 当て木: クランプや重しの圧を均等にかけるための平らな板。跡がつくのを防ぎます。
  • アイロン: 家庭用のものでOK。
  • クランプ、または分厚い辞書などの重し: しっかり圧着・固定するために使います。

修理の手順

  1. 清掃: 浮いている部分の隙間に、薄いカードやカッターの刃先を慎重に入れ、内部の古い接着剤カスやゴミを優しく掻き出します。ここでゴミが残っていると接着力がガクンと落ちます。
  2. ボンドの準備: 木工用ボンドを水で少しだけ(10%程度)薄めると、粘度が下がって注射器で吸いやすくなり、隙間の奥まで流れ込みやすくなります。
  3. ボンドの注入: 注射器の先端や爪楊枝を使って、浮いている隙間の奥にボンドをゆっくりと、均一に注入していきます。入れすぎるとはみ出す量が多くなって大変なので、慎重に。
  4. 拭き取り: ボンドを注入したら、はみ出たボンドをすぐに濡れた布でキレイに拭き取ってください。乾いてからだと取るのが大変で、跡が残ってしまいます。
  5. アイロンでの圧着準備: ボンドを塗った箇所に当て布を乗せ、その上からスチームを「オフ」にしたアイロン(低温)を数秒当てます。これはボンドを温めて柔らかくし、圧着しやすくするための作業です。
  6. 圧着・固定: アイロンを離したら、熱が冷めないうちに「当て木」を乗せ、その上からクランプや分厚い辞書などで一晩(最低でも12時間以上)しっかり圧着・固定します。当て木をしないと、クランプの跡が天板についてしまうので注意です。

最重要:アイロンの熱に注意!

この作業で一番怖いのが、アイロンの熱で表面の塗装(特にウレタン塗装)を溶かしてしまうことです。ウレタン塗装は熱に非常に弱いです。

  • 必ず低温(「弱」など)設定で。
  • 必ず当て布越しに。
  • 数秒当てたら離す、を繰り返す。(当てっぱなしは絶対NG!)

失敗すると塗装が溶けたり、白く変色したりして再起不能になります。自信がない場合は、この工程を飛ばして圧着だけでもOKですが、接着力は少し落ちるかもしれません。くれぐれも自己責任でお願いします…!

無垢材の凹み修理とアイロン活用

「ボコボコ」と言っても、もし原因が「物を落とした凹み(へこみ)」で、素材が無垢材なら、アイロンを使った魔法のような修理法があります!僕もこれを知った時は感動しました。

これは、木材の繊維が物理的に潰れているだけなので、水分と熱の力で、潰れた繊維を膨張させて元に戻すという、無垢材ならではのテクニックです。

無垢材の凹み修理(アイロン法)

  1. 下準備: 凹んだ部分に、針やカッターの先端で軽く傷をつけます。これは、水分を木の繊維の奥まで染み込みやすくするためです。
  2. 水分補給: 凹みに水を数滴垂らします。または、水で濡らしたティッシュやコットンを凹みにしばらく置いて、木材にしっかり水分を吸収させます。
  3. 加熱: 水分を含ませたタオルやキッチンペーパーを凹みの上に置きます。
  4. その上からスチームを「オン」にしたアイロン(中〜高温)を、タオルに押し当てます。「ジューッ」という音と共に水蒸気が発生し、その蒸気で潰れた繊維が一気に膨張します。
  5. 確認と繰り返し: アイロンを離し、凹みがどれくらい戻ったか確認します。まだ凹んでいるようなら、再度水分を補給し、加熱する作業を数回繰り返します。
  6. 仕上げ: 凹みが戻ったら、木材をしっかり乾燥させます。乾燥すると表面が少し毛羽立つことがあるので、目の細かいサンドペーパー(400番以上)で周囲と馴染ませるように軽く研磨します。オイル仕上げのテーブルの場合は、最後にメンテナンスオイルを塗布して保護します。

ただし、これはあくまで無垢材(特にオイル仕上げや無塗装)ならではの方法です。MDFや突板には絶対に使えません(基材が膨らんだり、シートが溶けたりします)。

また、ウレタン塗装の無垢材の場合、アイロンの熱で塗装が白化したり溶けたりするリスクが非常に高いため、推奨されません。ご注意くださいね。

ウレタン塗装の補修はDIY可能?

日本のテーブルで一番多いのが、表面がツルツル・ピカピカした「ウレタン塗装」だと思います。水や汚れに強くて普段の手入れは楽なのですが、一度劣化すると厄介です。

このウレタン塗装が広範囲に劣化したり、パリパリ剥がれたり、何らかの原因でボコボコしたりした場合、DIYでの部分補修や塗り直しは、ものすごく難しいというのが現実です。

DIYが困難な理由

  • 専門の設備が必要: ウレタン塗装は、工場でスプレーガンなどを使い、ホコリを徹底的に排除したクリーンな塗装ブースで均一な「塗膜(とまく)」を作っています。DIYでスプレー缶やハケで塗っても、空気中のホコリを巻き込んだり、ムラができたりして、元のキレイな状態に戻すのは至難の業です。
  • 部分補修が難しい: 部分的に補修しても、元の塗装との「ツヤ」や「色味」を合わせるのが非常に困難です。補修した箇所だけが浮いて見えてしまい、かえって目立ってしまうことも…。

小さな傷を補修ペンでごまかす程度なら可能ですが、塗装面がボコボコしたり、広範囲に剥がれたりしている場合は、残念ながらDIYでの「修理」は諦めて、次のセクションで紹介する「専門業者への依頼(全面再塗装)」を検討するのが現実的かもしれません。

テーブルのボコボコとした膨らみや変色、その直し方

ウレタン塗装のテーブルにできた、熱による白い輪ジミ(白化)のクローズアップ。
熱による輪ジミ(白化)は塗装内部の水分が原因です。

さて、ここからは「ボコボコ」というより、「膨らみ」や「変色」といった症状の直し方にフォーカスしていきます。

熱いものを置いてできる「輪ジミ」や、無垢材特有の「反り」など、こちらも原因によって対処法が全然違ってくるんですよ。

引き続き、ご自宅のテーブルと照らし合わせながら見ていきましょう。

熱による輪ジミの直し方と注意点

テーブルのトラブルで本当に多いのが、熱いコップや鍋を直に置いてできる「輪ジミ(白化)」ですよね。僕もやってしまったことがあります…。

これは、主にウレタン塗装などの塗膜の中に、熱によって微細な水分が閉じ込められてしまい、それが光を乱反射して白く濁って見える現象です。厳密には膨らんではいないんですが、塗装が熱で変質して、結果的に膨らんだように見えることもあります。

この輪ジミ、いくつかの「ウワサの解消法」があるんですが、どれもかなりリスクが高いので、試す場合は目立たない場所でテストしてから、自己責任でお願いします…!

方法A:アイロン(高リスク)

輪ジミの上に乾いたタオルを敷き、スチームを「オフ」にしたアイロン(低温)を、タオルの上から数秒間押し当てます。塗膜内部の水分を熱で追い出す、という原理のようです。

【リスク】
しかし、これは諸刃の剣です。熱しすぎるとウレタン塗装が溶けて、輪ジミどころか修復不可能な焦げ跡やテカリになる危険性が非常に高いです。

「数秒当てては離し、冷まして確認」を繰り返す必要がありますが、非常にシビアな作業です。

方法B:マヨネーズやオイル(低リスク?)

輪ジミにマヨネーズやオリーブオイルを少量塗り込み、数時間放置してから柔らかい布で拭き取る方法。

これは塗膜に油分を浸透させ、光の乱反射の具合を変えることで「白化を目立たなくさせる」という、カモフラージュに近い処置みたいですね。

「修復」ではありませんが、アイロンよりは安全かもしれません。ただし、オイル塗装のテーブルには効果が薄い(そもそも塗膜がないため白化しにくい)とも言われます

輪ジミ修復は自己責任で

これらの方法は、塗装の種類やシミの状態、原因によっては、全く効果がないか、逆効果になることもあります。

特に高価なテーブルや、思い入れのあるテーブルの場合は、下手に触らずに専門業者に相談することを強くおすすめします。

無垢材テーブルの反り、直し方

もしお使いのテーブルが無垢材で、天板全体が弓なりに曲がる「反り」や、プロペラのようにねじれる「ねじれ」が出ている場合。これは多くの場合、故障ではありません。

無垢材は「生きている」とよく言われますが、これは木材が空気中の水分を吸ったり吐いたりする「調湿効果」を持っているためです。(出典:林野庁「木の基本」

この伸縮によって、特に湿度の急激な変化があると「反り」として現れる、無垢材の「性質」なんです。

なので、「完全に直す」というよりは、「調整して上手に付き合っていく」という感覚が近いかもしれません。

方法A(調整):反り止めの確認

まずは、テーブルの裏側を見てください。無垢材のテーブルには、反りを防ぐために「反り止め」という金具や木材が取り付けられていることが多いです。

この反り止めを固定しているネジが緩んでいないか確認し、もし緩んでいたら増し締めするだけで、ガタツキが収まることがあります。(※締めすぎると木の伸縮を妨げて「割れ」の原因になることもあるので、適度に)

方法B(環境):湿度管理

エアコンの風や直射日光が直接当たる場所は、木材の急激な乾燥を招き、反りの大きな原因になります。設置場所を見直すだけでも改善することがあります。

また、加湿器や除湿器で、部屋の湿度を一定(一般的に40〜60%が理想とされます)に保つことも非常に有効です。

方法C(忍耐):季節を待つ

湿度の高い梅雨時期に反ったものは、空気が乾燥する冬場まで待つと、自然と反りが戻ることがよくあります。

逆に冬場に反ったものは、梅雨時期に戻ることも。慌てて対処せず、季節の変わり目まで様子を見るのも一つの手です。

強制的な矯正(DIY非推奨)

濡れタオルを当てて重しを乗せる、といった強制的な矯正方法もネットでは見かけますが、これは木材の知識がないまま行うと、割れやカビの新たな原因となるリスクが非常に高いです。

DIYでは手を出さない方が無難かなと思います。

オイル塗装のメンテナンス方法

無垢材のオイル塗装テーブルに、布でメンテナンスオイルを塗り込んでいる様子。
オイル塗装は定期的なメンテナンスで美しく保てます。

無垢材テーブルの中でも、表面がテカテカせず、しっとりとした木の質感が残る「オイル塗装(オイルフィニッシュ)」のもの。これは、DIYでメンテナンスできるのが最大の魅力です。

ウレタン塗装のような強靭な塗膜がないため、水や汚れには少し弱いですが、その分、軽い傷やシミなら、表面を研磨してオイルを塗り直すことで、新品同様に蘇らせることができます。

オイル塗装のメンテナンス手順

  1. 清掃: 表面のホコリを払い、固く絞った布で水拭きし、汚れを落とします。汚れが残っていると、それをオイルで閉じ込めてしまうことになるので丁寧に。
  2. 研磨: シミや傷が気になる部分を、目の細かいサンドペーパー(400番程度)で、必ず「木目に沿って」優しく研磨します。木目と垂直にこすると傷が目立つので注意してください。研磨しすぎると、その部分だけ白っぽくなるので、様子を見ながら少しずつ。
  3. 削りカス除去: 研磨で出た木の粉を、乾いた清潔な布でキレイに拭き取ります。
  4. オイル塗布: 専用のメンテナンスオイル(亜麻仁油ベースなどが多いです)を清潔な布に染み込ませ、木目に沿って薄く、均一に刷り込んでいきます。塗りすぎはベタつきの原因になるので、あくまで「薄く」がコツです。
  5. 拭き取り(最重要!): オイルを塗ってから数分(製品の説明書に従ってください)放置し、オイルを木に浸透させたら、余分なオイルが表面に残らないよう、乾いた別の布でよーく拭き取ります。ここでの拭き取りが甘いと、いつまでもベタベタした仕上がりになってしまいます。
  6. 乾燥: そのまま半日〜1日、何も乗せずに触らずに、しっかり乾燥させたら完了です。

【超重要】オイルを含んだ布の自然発火に注意

亜麻仁油(あまにゆ)などの乾性油を含むメンテナンスオイルは、そのオイルが染み込んだ布や紙を丸めて放置すると、酸化熱が蓄積して自然発火する重大な危険性があります。これは多くの消防署からも注意喚起されています。

使い終わった布や紙は、絶対にそのままゴミ箱に捨てないでください。

  • 必ず水に十分に浸してから、ビニール袋に入れて口を縛って捨てる。
  • または、広げて物干し竿などにかけ、完全に乾燥させてから(カピカピになるまで)捨てる。

このどちらかの処理を徹底してくださいね!

DIYで使う修理道具と接着剤

ここまで色々な修理方法を紹介してきましたが、DIYで挑戦するなら「適切な道具選び」も成功の鍵ですよね。僕が調べた中で、あると便利そうなもの、選ぶポイントをまとめてみます。

基本の道具

  • アイロン: 家庭用のものでOK。輪ジミ修理(低温・スチームOFF)や無垢材の凹み修理(高温・スチームON)など、用途で設定を使い分けることが重要です。
  • 注射器(シリンジ): 突板の浮きにボンドを注入するのにほぼ必須です。100円ショップやホームセンター、画材店などで手に入ります。なるべくノズルが細いものを選びましょう。
  • 当て布・当て木: アイロンの熱やクランプの圧から天板を守るために必須です。当て木は、圧力が均等にかかるよう、修理箇所より少し大きめの平らな板(かまぼこ板なども使えるかも)を用意しましょう。
  • クランプ or 重し: 圧着・固定に使います。F型クランプなどがあると強力に固定できますが、なければ分厚い辞書や水の入ったペットボトル(複数)などで代用します。
  • サンドペーパー: オイル塗装のメンテ(400番程度の仕上げ用)や、パテ埋め後の仕上げに使います。番手(数字)が小さいほど目が粗く、大きいほど細かくなります。

接着剤・充填剤(フィラー)

  • 木工用ボンド: 突板の浮き修理の定番。水性で扱いやすく、はみ出た分も拭き取りやすいです。速乾性でない方が、塗布後の位置調整がしやすいのでおすすめです。
  • エポキシ樹脂接着剤: 2液を混ぜて使うタイプ。硬化すると非常に強力で、防水性も高くなります。充填力(隙間を埋める力)もあるので、MDFの欠け補修や、隙間がやや広い場合に適しています。
  • 木工パテ: 傷や穴を「埋める」ための充填剤です。木材の色に合わせて多くのカラーバリエーションがあります。ただし、硬化後に痩せる(縮む)タイプもあるので、説明書をよく確認しましょう。

作業を始める前に、修理箇所以外を汚さないよう、マスキングテープや新聞紙で「養生(ようじょう)」しておくのも大事なポイントですね。

専門業者のテーブル修理と費用相場

ここまで読んでみて、「DIYでの修理は難しそう…」「大事なテーブルだから失敗したくない」と判断した場合、最後の砦が「専門業者による修理」です。

特に、DIYが原則不可能な「ウレタン塗装の全面的な再塗装」や、表面材が大きく傷んだ「突板の張り替え」、反りがひどい「無垢材の削り直し(反りや深い傷を除去)」などは、プロの領域になります。

ただ、専門業者の修理は、当然ですが安くはありません。買い替えと迷うケースも出てくると思います。

修理費用の目安(あくまで一般的な参考)

  • 小さな傷や凹みの補修(出張修理など):数千円〜1万5千円程度
  • 天板の全面的な再塗装(工場預かり):数万円〜十数万円(サイズや塗装の種類による)
  • 突板の張り替えや無垢材の削り直し:十万円を超えることも珍しくない

※上記はあくまで目安です。費用はテーブルのサイズ、素材、状態、そして業者によって大きく変動します。また、工場に送る場合は別途「往復の運搬料」がかかることがほとんどです。

修理か、買い替えか? 判断のボーダーライン

場合によっては、新品のテーブルが買えてしまう金額になることも珍しくありません。どう判断すれば良いか、迷いますよね。

  1. 経済的な判断:
    安価なMDF製テーブルや、一般的なダイニングテーブルの寿命(5年〜10年とも言われます)を大きく過ぎている場合は、修理費用が購入価格を上回る可能性が高く、買い替えの方が合理的かもしれません。
  2. 価値的な判断:
    一方で、購入価格が高かった高価な無垢材テーブル、お気に入りのブランド家具、あるいは家族から受け継いだ思い入れのある品物なら、修理費用がかかっても「投資」として修理し、長く使い続ける価値は十分にあると思います。

まずはご自身のテーブルの状態を写真に撮り、複数の専門業者に「相見積もり」を依頼してみるのが一番です。

見積もり時のチェックポイント

費用や修理内容については、必ず複数の専門業者に相談しましょう。

  • 修理費用の総額(運搬料は含まれているか?)
  • 具体的な作業内容(再塗装なのか、張り替えなのか?)
  • 修理にかかる期間(テーブルを預ける期間はどれくらいか?)

これらをしっかり確認し、納得した上で依頼するようにしてください。

テーブル表面のボコボコを修理する方法と膨らみの直し方まとめ

今回は、テーブル表面のボコボコ修理と、テーブルの膨らみの直し方について、原因と対策を僕なりに詳しくまとめてみました。

最後に、この記事で一番伝えたかった大事なポイントをおさらいしますね。

テーブル修理の最重要ポイント(おさらい)

  1. 診断が全て: まずは焦らず「素材(MDF、突板、無垢)」と「塗装(ウレタン、オイル)」を冷静に見極めること。
  2. MDFの水ぶくれは修復不可: 基材が膨張したら、DIYでは元に戻せません。買い替えか、応急処置で我慢するかを判断しましょう。
  3. 突板の「浮き」は接着可能: ボンドとアイロン(低温)、圧着でDIY修理できる可能性があります。
  4. 無垢材の「凹み」はアイロンで修復可能: 水分と熱(スチーム)で繊維を膨らませる魔法のようなテクニックです。
  5. 輪ジミ修理は高リスク: ウレタン塗装を傷める危険性が高いため、試すなら自己責任で、細心の注意を払って。
  6. ウレタン塗装の劣化はDIY不可: 広範囲の劣化は、プロの「再塗装」を検討しましょう。

テーブル表面のボコボコ修理や膨らみの直し方は、「直せるもの」と「原理的に直せないもの」を最初に見極めることが、何より大事なんだなと僕も改めて感じました。

無理にDIYで挑戦して、かえって状態を悪化させてしまう前に、この記事を参考に「この症状は直せるかな?」「これはプロに任せるべきだな」と冷静に判断してもらえたら嬉しいです。

大切なテーブルと、これからも長く付き合っていけると良いですね。