ソファのギシギシ音は新品でも鳴るのが普通?原因と対策をプロが解説

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ソファのギシギシ音は新品でも鳴るのが普通?原因と対策をプロが解説

新しく購入したばかりのソファに座った瞬間、「ギシギシ」という音が鳴ったら、不安になりますよね。「もしかして不良品?」と心配になるかもしれません。

実は、新品のソファがギシギシ鳴るという状況は、決して珍しいことではありません。

この記事では、なぜ新品のソファからギシギシ鳴る原因が発生するのか、そしてギシギシなりやすいのはどのような素材なのかを詳しく解説します。

また、ソファ選びで悩みがちな、硬めと柔らかめではどちらがよいのかという点や、電動ソファの擦れる音についても触れていきます。

さらに、ご自身でできるギシギシ音を直す対処法から、ニトリ、IKEA、無印良品、フランネルといった人気ブランドごとのきしみ音に関する情報や対応についてもご紹介します。

気になるソファーは何年で買い替えが目安なのか、そして最も重要な、新品のギシギシ音は保証してもらえるのか、という疑問にもお答えしていきます。

記事を読むと分かること

  • 新品のソファがきしむ具体的な原因
  • きしみやすいソファの素材や構造
  • 自分でできる簡単な対処法とブランド別の事例
  • 保証の対象になるケースとならないケース

新品のソファがギシギシ鳴る?主な原因

新品のソファがギシギシ鳴ることに困惑し、耳を傾ける日本人
新品のソファから聞こえるギシギシ音の原因とは?
  • ソファがギシギシ鳴る原因とは?
  • ギシギシなりやすいのは?素材の違い
  • ソファは硬めと柔らかめではどちらがよい?
  • 電動ソファ 擦れる音も同じ原因?

ソファがギシギシ鳴る原因とは?

新品のソファであっても、ギシギシという音が発生する原因はいくつか考えられます。多くの場合、ソファの内部構造や設置環境に関連しています。

主な原因は、内部の部材同士が擦れ合うことです。ソファは座る人の体重を支えるため、多くのパーツが組み合わさってできています。

内部スプリングの摩擦

ソファの座面内部には、クッション性を生み出すために金属製のバネ(スプリング)が使われていることが多いです。代表的なものに「Sバネ(S字バネ)」や「ポケットコイル」があります。

新品の状態でも、これらの金属バネや、バネをフレームに固定している部品が動く際に擦れて音が発生することがあります。特にSバネは、構造上、金属同士が接触しやすいため、音が鳴る可能性が考えられます。

ソファの内部構造の断面図。Sバネと木製フレームがギシギシ音の原因箇所として示されている。
ソファのギシギシ音は内部のバネや木枠の摩擦が原因

木製フレームのきしみ

ソファの骨組みである木製フレームも音の原因となります。木材は湿度や温度によって微妙に膨張・収縮を繰り返す素材です。

そのため、木材の接合部分や、フレームと他の部材(バネや脚など)が擦れ合うことで、ギシギシ、あるいは「パキッ」といった音が出ることがあります。

これは、新品の木材が馴染む過程(なじみ)で発生する音の場合もあります。

なじみによる音

車や家と同じように、家具も使い始めは各部品が馴染んでおらず、音が鳴りやすいことがあります。一定期間使用することで音が解消されるケースもありますが、音が続く場合は他の原因を疑う必要があります。

脚の緩みや床との摩擦

ソファの脚がしっかりと固定されていない場合、座った時の荷重でわずかに動き、フレームや床との間で摩擦音が発生することがあります。

また、ソファ本体に問題がなくても、設置している床(フローリングなど)がきしんでいる場合、ソファの重みで床が鳴り、それをソファの音だと勘違いしている可能性もあります。

ギシギシなりやすいのは?素材の違い

ソファの座り心地や耐久性は、内部に使われるクッション素材によって大きく変わります。そして、この素材の違いが、ギシギシ音の発生しやすさに直結することがあります。

特に「へたりやすい」とされる素材は、経年劣化によって音が鳴りやすくなるだけでなく、新品の状態でも負荷のかかり方によって音が出やすい傾向があります。

Sバネ(S字バネ)

Sバネは、波形に成形した鋼線を連結させたもので、多くのソファで広く採用されています。面で体重を支える構造です。ポケットコイルと比較すると、反発力がやや弱く、長期間使用すると特定の場所がへたりやすいとされています。

へたりが進むと、金属同士が擦れ合ったり、フレームに余計な負荷がかかったりしてギシギシ音の原因になりやすいです。

ウェービングベルト

ウェービングベルトは、ゴムや繊維を編み込んだベルトを木枠に張り巡らせる素材です。Sバネに比べて当たりが柔らかく、ソファ本体の軽量化にも貢献します。

しかし、ゴム素材であるため経年劣化は避けられません。長期間の使用で伸びたり切れたりすると、クッション性が失われ、底付き感やフレームへの直接的な負荷(きしみの原因)につながります。

音に強いのは「ポケットコイル」

これからソファを選ぶ場合、きしみ音を避けたいのであれば「ポケットコイル」を使用したタイプがおすすめです。

ポケットコイルは、ひとつひとつのバネが独立した袋に入っているため、荷重が分散されやすく、金属同士が擦れる音も出にくい構造になっています。また、耐久性にも優れているとされています。

低密度ウレタン

ウレタンフォームはソファの座り心地を決める重要な素材ですが、その「密度」が耐久性に影響します。価格の安いソファに多い低密度ウレタンは、柔らかさを出すために空気を多く含んでいます。

このタイプのウレタンは「へたり」が早く、スプリングやフレームにかかる負荷を十分に分散できなくなるため、結果としてギシギシ音の間接的な原因となります。

ソファは硬めと柔らかめではどちらがよい?

ソファの硬さは、座り心地だけでなく、体の負担やきしみ音にも関係することがあります。どちらが良いかは、使用目的や好みによって異なります。

「硬め」と「柔らかめ」、それぞれのメリットとデメリットを理解して、ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

硬めのソファ

メリット:
体が沈み込みすぎないため、正しい姿勢を保ちやすいのが特徴です。長時間座って作業(読書やPC作業など)をする人に向いています。また、反発力があるため立ち座りが楽で、腰への負担を軽減したい人にも選ばれやすいです。

デメリット:
リラックスして体を預けたい、包み込まれるような感覚が欲しい人には物足りなく感じることがあります。

柔らかめのソファ

メリット:
体が包み込まれるようなフィット感があり、ゆったりとリラックスしたい人に最適です。ソファで仮眠をとりたい場合にも向いています。

デメリット:
柔らかすぎると体が沈み込みすぎて姿勢が崩れやすく、かえって腰に負担がかかることがあります。また、特定の場所ばかりに負荷が集中しやすく、ウレタンやバネがへたりやすい(=きしみ音の原因になりやすい)可能性も指摘されています。

きしみと硬さの関係

一概に「柔らかいからきしむ」わけではありませんが、柔らかいソファでいつも同じ場所に座っていると、その部分のスプリングやウレタンが早期に劣化し、結果として音が出やすくなる可能性はあります。

硬めのソファでも、フレームの構造やバネの種類によっては音が出ます。

電動ソファが擦れる音も同じ原因?

電動リクライニングソファから「ギシギシ」や「ジー」といった擦れる音がする場合、原因は2種類考えられます。

一つは、通常のソファと同じく、座面のクッション(スプリング)や木製フレームがきしむ音です。座り心地に関わる部分の構造は、電動でも非電動でも基本的に同じため、Sバネや木枠が擦れて音が出ることは十分にあり得ます。

もう一つは、電動ソファ特有のリクライニング機構(金属フレームやモーター部分)からの音です。リクライニング操作時に金属製の可動部が擦れたり、潤滑油が不足したりすることで音が発生することがあります。

音の発生源を確認しましょう

まずは、座ったり立ち上がったりする「上下の動き」だけで音が鳴るのか、それともリクライニングを「操作する時」にだけ音が鳴るのかを確認してみてください。

もし操作時にのみ音が鳴る場合は、可動部の問題である可能性が高いため、購入店やメーカーに相談するのが賢明です。

内部構造が複雑なため、ご自身での対処は難しい場合がほとんどです。

新品のソファのギシギシという音、どう対処する?

ソファのギシギシ音を直すため、ドライバーとフェルトパッドを準備している日本人の手元
新品ソファのギシギシ音を止めるための対処法
  • 自分でギシギシ音を直す対処法
  • ニトリソファの保証はきしみにも対応?
  • IKEAソファのギシギシ音への対策
  • 無印良品ソファのきしみ音の事例
  • フランネルソファのギシギシと床の関係
  • ソファーは何年で買い替えが目安?

自分でギシギシ音を直す対処法

ソファの脚の裏に、床の傷防止とギシギシ音対策のためのフェルト製緩衝材を貼り付けている様子
ソファの脚にフェルトを貼ることでギシギシ音が改善する場合がある

新品のソファからギシギシ音がする場合、深刻な故障でなくても、わずかなズレや摩擦で音が発生していることがあります。修理を依頼する前に、ご自身で簡単に試せる対処法がいくつかあります。

1. ネジの締め直し(増し締め)

組み立て式のソファや、脚を後から取り付けるタイプのソファの場合、ネジが緩んでいることが音の原因かもしれません。

ソファの脚や、フレームで見える範囲のネジを確認し、もし緩んでいれば付属の工具やドライバーでしっかりと締め直してみてください。ただし、締めすぎると木材が割れる可能性もあるため、力加減には注意が必要です。

2. 脚に緩衝材(フェルト)を貼る

ソファの脚と床が擦れることで音が発生している場合もあります。特にフローリングに直接置いている場合は、この可能性も疑ってみましょう。

対策として、ソファの脚の裏に市販のフェルトやゴム製のカバーを装着します。これにより、床との摩擦が軽減され、滑り止めにもなり、床の傷防止にも役立ちます。

床のきしみもチェック

ソファを一度動かし、ソファが置いてあった場所の床を歩いてみてください。もし床がきしむようであれば、音の原因はソファではなく床にある可能性が高いです。

3. 座る場所を分散させる

いつも同じ場所に座っていると、ソファの特定の部分にばかり負荷が集中し、スプリングやウレタンのへたりが早まります。

新品のうちから意識して座る場所を変えたり、クッションを置いたりして耐圧を分散させることで、ソファの寿命を延ばし、きしみ音の発生を予防することにもつながります。

潤滑油の使用は推奨されません

きしみの原因が内部のスプリング摩擦であっても、ご自身でソファの布地を剥がして潤滑油(スプレー)などを塗布することはおすすめできません。

布地を元に戻せなくなるだけでなく、油がウレタンや布地に染み出し、シミや劣化の原因になるためです。

ニトリソファの保証はきしみにも対応?

ニトリの家具には、購入価格や種類に応じて品質保証期間が定められています(例:大型家具は5年保証など)。(参照:ニトリ公式サイト「品質保証」) 新品のソファからきしみ音がする場合、この保証の対象となる可能性があります。

重要なのは、そのきしみ音が「通常の使用による構造部品(フレームやスプリング)の故障」と判断されるか、それとも「消耗品(ウレタンなど)のへたり」や「使用による摩耗」と判断されるかです。

まずは販売店へ相談を

ニトリで購入したソファで新品(あるいは保証期間内)にもかかわらずきしみ音がする場合、まずは購入した店舗またはお客様相談室に問い合わせることが最優先です。

過去の事例では、新品のソファのきしみ音について問い合わせたところ、後日スタッフが訪問して現物確認を行い、修理が難しいと判断されて新品と交換になったケースもあるようです。

どのような音が、どの部分から、いつから鳴るのかを具体的に伝えましょう。

IKEAソファのギシギシ音への対策

IKEAのソファやアームチェア(例:ポエングなど)は、購入者自身が組み立てる製品が多くあります。そのため、ギシギシ音の原因が「組み立て」に関連しているケースも少なくありません。

IKEA製品でギシギシ音がする場合、最も効果的な対策は定期的なネジの増し締めです。IKEA公式サイトでも、組み立て家具は必要に応じてネジを締め直すよう推奨されています。(参照:IKEA公式サイト「家具のお手入れ」)

使用しているうちに木製フレームの接合部やネジが緩んでくるのは、組み立て家具の特性とも言えます。

音が気になり始めたら、まずは説明書を見ながら、全てのネジが緩んでいないか確認し、しっかりと締め直してみてください。これだけで音が解消することも多いです。

木材の摩擦音対策

木製フレーム(特にポエングのような積層材)の場合、木材同士が擦れて音が出ていることもあります。

その場合は、接合部にシリコンスプレーなどの潤滑剤を少量塗布することで改善する場合がありますが、布地や木部にシミができないよう、目立たない場所で試してから慎重に行う必要があります。

無印良品ソファのきしみ音の事例

無印良品のソファ、特に木製フレームタイプの製品で、新品設置後すぐにきしみ音が発生したという事例もあります。

この場合も、原因は木製フレームの組み立て精度やネジの緩みである可能性が考えられます。ある事例では、組み立て時にネジを本締めする順番や方法に工夫をすることで、きしみ音が改善したケースが報告されています。

「1G締め」という考え方

これは元々自動車整備の用語ですが、家具の組み立てにも応用できます。

通常、組み立て説明書ではソファを横倒しにしてネジを締めるよう指示されていることが多いですが、それだと重力のかかり方が実際に使用する状態と異なります。

そこで、全てのネジを仮止めした状態で一度ソファを床に設置し、実際に使用する状態(=1Gがかかった状態)で各部のネジを本締めすると、フレームの歪みが最小限に抑えられ、きしみ音が出にくくなる、という方法です。

また、フレームを固定している木ネジ(プラスドライバーで締めるネジ)も緩んでいることがあるため、六角ボルトだけでなく、そちらも増し締めしてみると効果がある場合があります。

フランネルソファのギシギシと床の関係

フランネルソファ(FLANNEL SOFA)のような高品質な国産ソファであっても、ギシギシ音が発生する可能性はゼロではありません。

メーカー(フランネルソファ)の公式見解でも、音の原因は「バネによるもの」または「木枠によるもの」が考えられるとされています。(参照:FLANNEL SOFA公式サイト「よくあるご質問」)

しかし、興味深いのは、ソファ本体ではなく「床材との相性」で音が鳴るケースもあるという点です。

あるユーザーの事例では、購入から数ヶ月後にギシギシ音が気になり始めたためメーカーに問い合わせたところ、ソファの脚の下に貼るクッション材(フェルト)を送ってもらい、それを貼り替えたところ、音が完全に解消したそうです。

音の原因はソファだけとは限らない

この事例は、ソファのきしみ音が、ソファ自体の構造的な問題ではなく、床と脚のわずかな摩擦によって引き起こされていたことを示しています。

新品のソファで音が鳴る場合、対策として脚底のフェルトを交換したり、別の素材のものを試したりするのは非常に有効な手段と言えます。

ソファーは何年で買い替えが目安?

ソファのギシギシ音が気になり始めると、「もう寿命なのだろうか?」と買い替えを検討するかもしれません。新品の場合は別ですが、一般的なソファの買い替え時期はどれくらいなのでしょうか。

ソファの寿命は、その素材、品質、使用頻度によって大きく異なりますが、一般的な目安は3年〜10年程度とされています。

ソファの種類買い替え時期の目安
安価なソファ(量販店など)3年〜5年
高品質なソファ(耐久性重視)7年〜10年以上
天然皮革ソファ(要メンテナンス)10年〜20年以上

買い替えを判断するサイン

年数だけでなく、以下のような状態が見られたら買い替えを検討するタイミングかもしれません。

  • 座り心地が著しく悪くなった: クッション材がへたり、底付き感がある。
  • 生地の摩耗・破れ: 擦り切れや破れ、合皮の剥がれやひび割れが目立つ。
  • フレームのきしみ・破損: 座るたびに大きなきしみ音がする、脚がぐらつく、フレームにひびが入っている。

特に、フレームのきしみや破損は、怪我につながる恐れがあるため、早めの対応が必要です。

まとめ:ソファのギシギシ音が新品でなる場合は保証してもらえる?

新品のソファの横で、ギシギシ音が保証対象になるか保証書を確認している日本人
新品ソファのギシギシ音。保証してもらえるか確認を。

結論から言うと、新品のソファのギシギシという音が保証対象になるかは、購入した店舗やメーカーの保証規定、そして音の原因によります。

多くのメーカーでは、家具に保証期間を設けています。この期間内に、取扱説明書に従った「正常な使用状態」で故障や不具合が発生した場合、無償での修理や交換の対象となります。

新品のソファのきしみ音が、明らかに内部のフレーム破損やスプリングの構造的な故障に起因するものであれば、保証の対象となる可能性は非常に高いです。

保証対象外になるケース

一方で、以下のような場合は保証の対象外となることが一般的です。

  • 日常的な使用による摩耗や、素材の「へたり」
  • 設置環境(床や湿度)に起因する音
  • 組み立ての不備(購入者組み立ての場合)
  • ソファの上で飛び跳ねるなど、不適切な使用による破損

いずれにしても、新品のソファから音が鳴って不安な場合は、ご自身で判断せずに、まずは購入した販売店やメーカーのカスタマーサポートに連絡することが最も重要です。

その際は、保証書を手元に準備し、症状を具体的に伝えましょう。

  • 新品のソファでも木枠やバネの摩擦でギシギシ音は鳴ることがある
  • Sバネやウェービングベルトはへたりやすく音が出やすい傾向がある
  • きしみ音対策にはポケットコイル製のソファが推奨される
  • 硬めのソファは姿勢維持に、柔らかめはリラックスに適している
  • 柔らかすぎるソファは特定の箇所がへたりやすい可能性がある
  • 電動ソファの音はリクライニング機構が原因の場合もある
  • 自分でできる対処法はネジの増し締めや緩衝材(フェルト)の設置
  • 床自体がきしんでいないか確認することも重要
  • ニトリのソファは保証期間内であれば現物確認や交換の可能性がある
  • IKEAのソファは定期的なネジの増し締めが有効な対策となる
  • 無印の木製フレームは「1G締め」など組み立て方が影響する場合がある
  • フランネルソファの事例では床と脚の相性が原因だったケースもある
  • ソファの一般的な買い替え目安は3年から10年程度
  • フレームのきしみや破損は買い替えのサイン
  • 新品のギシギシ音が保証対象かは原因とメーカー規定による
  • 構造部品の明らかな故障は保証対象になる可能性が高い
  • まずは購入店やメーカーに相談することが最も重要